進行した歯周病でも歯を抜かずに治療できる可能性があります。それが「歯周組織再生療法」です。具体的には「フラップ手術の際にリグロスを用いる」治療になります。リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療法です。
フラップ手術で、プラーク・歯石などを取り除いた後に、歯槽骨の欠損部にリグロスを塗布し、歯を支えている歯周組織の再生を促します。 リグロスと同じ成分は、すでにやけどや床ずれなどの治療に使用されています。また2016年9月より、リグロスによる歯周組織再生療法は保険適用となりました。